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IT導入補助金とは?対象のツールや申請の流れなど

IT導入補助金は、中小企業や小規模事業者が業務効率化やデジタル化を進めるために、必要なITツールの導入費用を一部負担してくれる制度です。

生産性向上や業務改善を目的としており、クラウドサービス利用料やサポート費用も対象に含まれます。

今回は、対象となるツールや申請の流れをわかりやすく整理します。

IT補助金の対象となるITツール

IT導入補助金の対象となるITツールは、単なる便利なツールではなく、業務効率や生産性を向上させる機能を備えていることが条件です。

新たに導入するソフトウェアやクラウドサービスが中心で、業務の流れそのものを改善できる仕組みである必要があります。

また、対象となるのは、「IT導入補助金事務局に事前登録されているもの」に限られます。

導入前には必ず公式サイトで登録状況を確認し、自社の課題解決につながるかどうかを見極めてください。

申請の流れ

IT導入補助金の申請は、大きく5つのステップで進みます。

 

制度内容の確認

②GビズIDSECURITY ACTIONの準備

③IT事業者とツールの選定

交付申請の作成

交付決定と事業開始

 

それぞれ確認していきましょう。

制度内容の確認

まずは公式サイトや公募要領を読み、制度の目的や条件を理解します。

対象ツールや申請スケジュールも確認します。

②GビズIDSECURITY ACTIONの準備

交付申請には「GビズIDプライム」が必要です。

取得にはおよそ2週間かかるため、早めに申請します。

あわせて、IPAが実施する「SECURITY ACTION」への自己宣言も必須です。

宣言後に発行されるアカウントIDを、申請時に入力します。

③IT事業者とツールの選定

自社の課題や業種に合ったIT導入支援事業者を選び、導入したいツールを決定します。

ツールは事務局の登録リストから選びます。

交付申請の作成

選定した支援事業者と一緒に事業計画を作成します。

申請マイページの招待を受けたら、申請者情報や必要書類を入力・添付します。

支援事業者はツール情報や計画値を入力し、最終確認後に事務局へ提出します。

交付決定と事業開始

審査を通過すると、交付決定通知が届き、補助事業者として事業を開始できます。

複数社連携型を利用する場合は、申請フローが異なるため、専用の要領を確認してください。

まとめ

IT導入補助金は、中小企業や個人事業主がコストを抑えながら業務のデジタル化を進められる制度です。

申請には一定の流れがありますが、それほど手間もかからないため、検討する価値は十分にあります。

支援事業者と協力しながら早めに準備を進めれば、スムーズな申請と導入が可能です。

制度への理解などで不安な点があれば、税理士などの専門家への相談も検討してください。

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